プログラムの仕組みについて、ここで解説していこうと思います。
仕組みを知らなくても正直プログラムは書けてしまいます。
が、基本を押さえておけば何かあったときのヒントになると思うんです。
なので、最初はサラっ目をとおしていただければよいと思います。
プログラムはコンピュータへの手順書
コンピュータ用語のプログラムは「コンピュータへ指示する計算や処理の手順を書いたもの」
なので、コンピュータへの手順書といえます。
そして、コンピュータに対する手順書を作成することを、プログラミングと呼びます。
身近なもので例えると・・・
- 動画サイトで再生ボタンを押すと動画が流れる
- 検索ボタンを押すと検索結果が表示される
- ECサイトでカートに追加ボタンを押すと商品がカートに追加される
- スマホのアイコンをタッチするとアプリが起動する
普段僕たちが何気なく使っていることも全てプログラミングに書かれたとおりに(手順書通り)にコンピュータが忠実に実行しているのです。
3つの基本構造の組み合わせ
プログラムは、3つの基本構造を組み合わせて構成されています。
- 順次処理:処理を上から順番に実行します。
- 条件分岐処理:条件の結果に応じて異なる処理を実行します。
- 繰り返し処理:条件を満たす間、同じ処理を繰り返します。
プログラムは、プログラマーやシステムエンジニアなどがプログラミング言語を使って作成するので、人間が理解しやすい形で書かれています。
プログラムは、コンピュータが指示を理解できる形(0と1で表される機械語)にはなっていません。
コンピュータが理解できるようにするにはコンパイルを行う必要があります。
プログラム作成から実行までの流れ
プログラム作成から実行までの流れを超簡単にまとめました。
- プログラマが頭から煙を出しながらプログラミングする。
- プログラムを「補助記憶装置」に保存する
- プログラムをコンパイル
- 主記憶装置に保存(読み込ませる)
- CPUが主記憶装置にあるプログラムを実行
用語解説(簡易)
・補助記憶装置
不揮発性メモリという電源を切ってもデータが消えない記憶装置のこと。
ハードディスクやSSD、DVD、USBメモリのこと、ここではハードディスクやSSDのことをいいます。
・主記憶装置
メモリのこと。
補助記憶装置に比べて容量が小さいが、処理速度が速いことが特徴です。
・コンパイル
コンパイラは人間がプログラミング言語で書いた「ソースコード」をコンピュータが読める「オブジェクトコード(機械語)」へ変換することをいいます。
・CPU
コンピュータ内の制御と演算を担当。コンピュータの中枢を担う装置のこと。
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