入出力についての重要な点は以下になります。
- キーボードから文字列を入力できる
- 標準入力とはキーボードからの入力のことを指す
- 数値を入力する際は型の変換が必要
- 文字列を連続して入力できる
キーボードから入力された値をプログラム側で受け取る方法と受け取った値を処理し、出力する方法を解説していきます。
おすすめ自己学習の「paiza」でも基本はこの入出力を使用しています。
必ず押さえておきましょう!
入出力の基本構文
■入力
入力の基本な書き方は以下のコードです。
キーボードからの入力は文字列なので「 = 」の左側の変数の方は文字列型のstringになります。
string str = Console.ReadLine();
■出力
出力の基本的な書き方は以下のコードです。
「 ( ) 」の中に出力した変数や文字列をいれます。
Console.WriteLine(str);
また、出力の種類は以下の2種類があります。
処理に応じて使い分けましょう。
Console.WriteLine(str); //改行コードあり出力
Console.Write(str); //改行コードなし出力
■出力例(WriteLine)
Console.WriteLine("りゅう");
Console.WriteLine("ぐう");
りゅう ←ここで改行コードがはいるので、実際に改行されます。
ぐう
■出力例(Write)
Console.Write("りゅう");
Console.Write("ぐう");
りゅうぐう ←改行コードがないので、改行されずにつながったように出力されます。
キーボードからの入力
キーボードからの入力で実際にどのように動くのかは以下の通りです。
- プログラムがキーボードからの入力を待つ
- 利用者が何らかの文字を入力してEnterキーを押す
- プログラム側で入力を受け付けて、入力された値(文字列)を変数に代入する
では、実際のコードを確認していきましょう。
//入力をしてね!の文字があると利用者がわかりやすいですね
Console.WriteLine("何か入力してください");
//ここまで処理が進むとプログラムは待ちの状態になります。
//利用者が入力しEnterを押したら、入力された文字列を変数strに代入
string str = Console.ReadLine();
//入力された文字列を出力
Console.WriteLine($"「{str}」が入力されました");
■出力
何か入力してください
りゅうぐう ←利用者が入力した文字列
「りゅうぐう」が入力されました
複数の文字列の入力
上記では1行の入力について説明しましたが、複数行の文字列の入力方法を解説していきます。
単純ですが、入力させたい回数分の入力の構文を書くだけです。
早速ですが、コードを確認していきましょう。
Console.WriteLine("文字列を3つ入力してください");
string str1 = Console.ReadLine();
string str2 = Console.ReadLine();
string str3 = Console.ReadLine();
Console.WriteLine($"{str1}が入力されました");
Console.WriteLine($"{str2}が入力されました");
Console.WriteLine($"{str3}が入力されました");
■出力例
文字列を3つ入力してください
プログラム ←利用者が入力しEnterを押したら次の行へ
基礎 ←利用者が入力しEnterを押したら次の行へ
入出力について ←利用者が入力しEnterを押したら、以降のプログラムが走る
プログラムが入力されました
基礎が入力されました
入出力についてが入力されました
数値の入力
最後に数値の入力方法を解説していきます。
キーボードからの入力は文字列なので、数値扱いはされません。
詳しくはキーボードで「1」と入力すると、プログラム側では文字列の1と認識します。
つまり、”1″ ですね。
なので、数値を扱う場合は、入力された文字列を数値に変換する処理が必要になります。
文字列を数値型に変換するには「int.Parse()」を使います。
使い方は「int.Parse()」の「 () 」の中に文字列型の変数や直接文字列を入力します。
実際のコードは以下のようになります。
string str = Console.ReadLine(); //入力された文字列を変数strに代入
int num = int.Parse(str); //変数strの値を整数型のintに変換し変数numに代入
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